つまりは外泊ができない。できても1泊、蛮勇を奮って3泊まで実施したこともあるけれど、彼らの様子を見ると2度は出来なくなった。
実は趣味旅行が趣味猫、という具合になってしまったわけなのが現在の状況なのだ。
それまでは空の便のバーゲン情報と、宿泊、と言ってもホテル情報だが、欠かせぬ生活の日課であったのだが。
それがすっかり影を潜めた。猫との安穏を選択したこととなる。
まだパトラくんだけのときは外泊することのリスクがわからず、1泊〜3泊を実施したけれども、1泊はまだしも2泊以上となるとその拗ね方を見ると、悪いことをしたなあと、吾輩もすっかり心が痛んで、そんな蛮勇を持てる時期は過ぎていった。
結局は彼らの言いなりというわけだ。
猫との生活でなにを気をつけるかというと、彼らにストレスを与えない、ということに尽きるわけだから、外泊は最大のストレスということになる。
3泊して帰宅後のパトラくんの対応は冷たいものだった。
吾輩の徹底無視、「あんた誰? ボクのことなんかどうでもエエ人なんか知らんわ」顔をそむけ、体ごとの抗議は半端なものじゃありません。
「悪かった悪かった。そんな、イジメんといてえな」
「キミとボクの仲やん、許してえな」
と繰り返しご機嫌を取り結んでも、「フン!」とあらぬかなたへ視線をさまよわせ、そっぽですやん。
あんな目に合わされるんやったら、1泊がええとこやな、という結論になったんですな。全くこの絆は切れしまへん。
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