この世の不愉快のひとつやねん。
すぐひっかき傷だらけにするさかい大丈夫よ。一番づら、鼻につくからなあ。全チーム一丸となって悪徳優勝の阻止、これがテーマや。
毎年どこのチームやわからんようなメンバーで球界の盟主面をする朝令暮改の我田引水軍団や。純血主義なんて言うとったんはいつのことやったやろな。一番勧誘の多いうるさい新聞の断り方は今やひとことで済むねん。
「ナベツネ嫌い!」
常勝などという天をも恐れぬ権力亡者の、金満狼藉チームとは違って、あるがままで、無謀な欲望を抱かないところ、まこと猫科そのままですやん。ほどほどというものを知っとりますがな。
近頃は敏捷性も獲得して、韋駄天赤星や鉄人金本兄貴も、いかにもしなやかさの1番と、跳躍力の4番ですやん。猫のええとこ吸収して眼が細まりますがな。
シーズンが始まって吾輩も時間を取られるんですが、わが家のパトラくんもプラトンちゃんも何度も使える室内風船飛ばしの行く先を見上げて、落ち着く先に駆けつけますのや。一緒にお祭りや。
いきなりの拍手や少々のぼやきにお騒がせ申しておりますが、ニャンくんたちもなんやナンヤ何が始まったんやという面持ちながら、猫科のお祭りやから許してくれるんやないかと思おてるんや。
私設映画館の大スクリーンに映る、悲喜こもごもの、もうひとつの映画ですやん。
つまりは、美猫ですな。
それも結婚のように専属したりせんでもええし、自由自在にそのときのお相手を選べるわけですやん。嬉し楽し垂涎の仕掛けでありますなあ。
わが家に無限の余力があれば、あらゆる猫種の、そのさまざまな性格やタイプに即して、マレーネとかリュドミラとかマリリンとかジョディとかシャーリーズとかナタリーとか、その名を冠して、ほんものの美猫に囲まれて暮らしますな。
猫はオスメス関係なしにみな女優さんですがな。オスメス関係あるのは猫同士、人間の男には、猫はみな女である、というのは、これ定理でっせ。
女により懐くというのも同性のよしみなんや。
こっちの方が柔らかそう、てなもんや。
女族研究には猫が一番なんよ。
そんなこんなで猫と映画とタイガース、これある限りあとは瑣末なことや。退屈を知らんちゅうことよ。要するに吾輩も日々猫科へと、洗練の進化を遂げとるわけやな。もう洗練ここに極まれり、かもよ。
写真は、蜂も吸い寄せられる猫の蜜、ってとこでしょうな。
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